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おかみのたより二十四節気 立秋


非常に暑い毎日ですが、8月8日の立秋頃より、なんとなく朝夕の空気の中にわずかな秋の兆しを感じるようになりました。
暦って、本当にすごいですね。割と正確に季節の移り変わりを示しているんですよね。

とは言え、まだまだ暑い夏真っ只中。
関東では台風の接近で雨が増えたのが、植物にとって何よりの救いだったような気がします。
その台風は、どうもお盆休みに直撃しそうな雰囲気です・・・皆様どうぞ安全にお過ごしくださいね。

立秋の頃には、日本人にとって大事な行事のひとつお盆があります。
13~15日前後に行うのが一般的とされていますが、かつては1ヶ月、2ヶ月かけて行う行事だったそうです。
今でも変わらず残る習わしの一つに、お供えする動物に模したきゅうりとナスがあります。



お盆にお家に帰ってくるご先祖様が早く帰ってこられるように足の長い馬(行き)と、沢山の供物を乗せてゆっくり戻れる牛(帰り)を模して作られているんだそうです。(地域によって逆の場合もあり)

また、縁も繋がりもない方の精霊(無縁仏様)も、ご一緒に滞在してもらうという風習のところもあり、時代、時間を超えた様々なご縁を感じる機会となっています。

本当にご先祖様が帰ってきているのかどうかは・・・誰も確かめようがない話なのですが、それでも、帰ってきてくれていると信じて、ご先祖様たちに感謝をするのは、私たちの心をとても清らかにしてくださるような気もしますし、穏やかな気持ちもしてくれます。

どうぞ、そのような風習のない方も、この時期はほんの少し自分にルーツに思いを馳せてみてくださいね。


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